あらすじ
【あらすじ】
大学生・天城灯真は、両親を亡くしてなお「明るく」振る舞い続ける青年。ある夜、駅のホームで見知らぬ少年を助けようとして電車に轢かれかける——その瞬間、時間が止まった。
現れたのは、時を止める能力者・時任朔。四年前から現れ始めた特殊能力者「起動者」——体にボタンやスイッチが宿り、それを押すことで力を発動する者たちが、この世界には存在していた。
灯真の右手首にも、レバー式のレバー式の照明スイッチが浮かび上がる。「最弱」と笑われた力の正体は、やがて彼自身も知らなかった可能性を秘めていた。
『本当の自分に、スイッチを入れろ』
明るく在ろうとした青年が、本当の自分と向き合う異能力バトル、開幕。
【登場人物】
・天城灯真(あまぎ・とうま):レバー式の照明スイッチを宿す大学生。両親を事故で亡くし、天涯孤独。誰にも弱さを見せまいと、いつも明るく振る舞ってきた。正義感が強く、巻き込まれ体質。
・時任朔(ときとう・さく):非常停止ボタンの能力者。時間を止める力を持つ、特起対のクールな兄貴分。多くを語らないが、灯真の可能性を誰より早く見抜いていた。
・立花探(たちばな・さぐる):テストボタンの能力者。起動者を見抜く力を持つが、自分の手の内は決して明かさない、飄々とした情報屋気質。
・速水刻子(はやみ・ときこ):ストップウォッチの能力者。十秒間だけ超高速で動ける、特起対の戦闘担当。クールな見た目に反して、ネズミが大の苦手。
・降谷湊(ふるや・みなと):バスの降車ボタンの能力者。いじめに苦しむ高校生。追い詰められた末に覚醒した力で、一度は道を誤りかけるが——。
・轟響也(とどろき・きょうや):火災報知器の能力者。売れないバンドマン。誰にも届かなかった声の代わりに、爆音で世界を黙らせようとする。