あらすじ

一日に一度だけ、石を一つ、最大一センチ動かせる。 石工のカイにとって、それは仕事の最後の微調整に便利な《賜能》だった。 だがある日、七百年間、てこでも魔法でも動かなかった《不死王》の封印遺跡の石を、彼が一センチ動かしてしまう。 やがて封印の奥にある《不死王》の再生設備が、今も生きていると判明する。再び動き出せば、周囲から魔力を吸い上げ、魔術設備、水源や農地にまで被害を広げながら《不死王》の復活が始まってしまう。 完全に止める方法は一つ。 再生設備の基準となる巨大な《原点石》を、三十四メートル七十二センチ先まで動かすこと。 一日一センチ。近道はない。

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小説を読もう2026/09/08
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