あらすじ
体が動きません。それになんだかいろんなところが変な感じです。
私の体はばらばらになってしまいました。(動かないのではなくて、なくなってしまっていたのです)でも『心はばらばらになっていません』。私はここにいます。『私は生きているんです』。
そう思うとなんだかとっても元気になってきました。(もちろん、体がばらばらになってしまったのですから、大変な状態ではあるのですけど)
私はいつのまにか歌を歌っていました。小さな声だったと思います。
よく街で流れていた、大好きな愛の歌です。
私の見上げてる(たまたまばらばらになった頭の部分が空が見えるところに転がっていました)空は青色でした。瓦礫の隙間から差し込んでいる少しの陽の光と一緒に見える美しい澄んだ青色。それは本当に美しい景色でした。
世界はとっても静かで、私の歌声のほかには、優しい風の音だけが静かに私の耳に聞こえていました。(吹いている風もとっても気持ちよかったです)