あらすじ
十一月十四日、黒瀬玲のもとに届いたメッセージ。送信日時は、三日後の十一月十七日だった。
――十一月十八日、私は殺されます。あなたに、取り戻してほしいものがあります。
警察には持ち込めない問題を扱う調査員・黒瀬玲。謎の尾行を退けた彼に届いたのは、自らの死を予告する女性からの依頼だった。
日時の偽装か。自分を誘い出す罠か。
依頼の真偽を追う玲の前に、それぞれ異なる目的を持つ組織が姿を現す。情報を握る者、人を動かす者、実力で奪う者。彼らの争いの中で、玲の選択までもが何者かに読み取られている疑いが浮かぶ。
誰が、何のために、この依頼を届けたのか。
冷静な判断と戦闘技術を武器に、玲は少数の仲間とともに敵の思惑へ踏み込んでいく。
一通の依頼から始まる、頭脳戦ミステリー・サスペンス。