あらすじ

【高校生活最後の春。桜の舞う校門前で、僕らの『365日』が始まった――】 写真を撮るのが好きな高校生・春斗(ハルト)は、周りから一歩引いた場所で静かに日常を眺める『観察者』として過ごしてきた。高校最後の年である青羽高校3年B組でも、彼はカメラのレンズ越しに景色を切り取るだけで満足していたはずだった。 ――あの日、クラスメイトの葵(アオイ)と出会うまでは。 明るく眩しい笑顔を持つ葵の手によって、春斗は強引に文化祭の実行委員『メモリーカフェ』の担当に巻き込まれていく。 最初は戸惑っていた春斗だったが、放課後に木製の屋台を組み上げ、温かい缶紅茶を分け合う日常の中で、葵のまっすぐな瞳に惹かれていく。 しかし、文化祭の灯りが消え、卒業へのカウントダウンが近づくにつれ、二人の間には切ない『タイムリミット』が刻まれ始めていた。 「ねえ、春斗くん。私のこと、最後までちゃんとレンズに焼き付けておいてね」 カメラのファインダー越しには映しきれない、胸を刺すような恋心と、永遠にしたい愛おしい時間。 これは、終わりゆく青い春のなかで刻まれた、切なくも美しい365日間の純愛物語。

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小説を読もう2026/09/07
  • 現在の作品あなたと共に過ごした365日間:最後の日まで