あらすじ
二十年前、突如として大地を突き破り出現した巨大な塔――『天穹塔』。
塔の出現と同時に、人類はそれまで存在しなかった『魔力』を手に入れた。
十五年前、ガブ・ノーリエの父はその塔へと足を踏み入れ、帰ってこなかった。
十八歳になったガブは、父の行方を追うため天穹塔への侵入を繰り返していた。そんな彼のもとへ、ある日、塔の中からと思われる謎の手紙が届く。
『――会おう』
約束の夜。幼馴染のルーシーと共に謎の光へ飲み込まれたガブが目を覚ますと、そこに広がっていたのは塔の内部とは思えないほど広大な草原だった。
そして二人の前に現れた銀髪の少女、ベリィは告げる。
「ようこそ、天穹塔へ」
そこは、人類の探索限界を遥かに越えた――第十四層。
魔力、神力、妖力。
塔に隠された三つの力と、誰も知らない最上階の秘密。
父を追って塔へ足を踏み入れた少年の旅は、やがて人類が『魔法』と呼んできたものの真実へと繋がっていく。