あらすじ
家族に虐げられてきた反骨精神高めのヒロイン(皇帝の婚外子で認知されていない)が、自由な人生を求めて政略的な養子縁組から逃れるために逃亡を繰り返すうちに、逃亡先の北部の人々の信頼を勝ち取り、養父となるはずだった感情が欠落した北部大公に求愛されるお話です。
◆登場人物◆(5話までに登場しないキャラクターもいます)
・アビゲイル(愛称:アビー)
16歳の少女で、皇帝が踊り子である母に産ませた私生児。認知されておらず、貴族籍も持たない。
家族に対して強い憧れと忌避感を持っており、何ものにも囚われない自由を送りたいと思っている。
重度の魔法マニア。逃亡癖を持っている。
・ダリオン・グラナダ北部大公
21歳の青年で、帝国の北部を治める大公。家督争いによる凄惨な過去を持ち、感情が欠落してしまった。
家族的な心の絆など存在しないと諦めており、北部のために生きる駒として生きようとしている。
野心を抱くことを忌避しており、皇帝の命令には忠実に従う姿勢を見せるが……。
・エズメ
アビーの母。元踊り子で、皇帝に寵愛される美しい愛妾。
我が子への関心が薄く、愛しているのは自分を守ってくれる皇帝のみ。
・メリオラ・アウレリア・ガルデリオ
17歳、アビーの腹違いの姉。ジャレスとは双子。ダリオンに想いを寄せているが、冷たくあしらわれている。
宮殿や国民からは聖女のような皇女として慕われているが……。
・ジャレス・ルシウス・ガルデリオ
17歳、アビーの腹違いの兄。メリオラとは双子。
すぐにカッとなる性格で、苛立ちやストレスを解消するためにアビーに暴力を振るっていた。
・ローダン・デイン・ガルデリオ
ガルデリオ帝国皇帝。皇太子はまだ決めておらず、アビーが虐げられていることを知りながら放置している。
アビーに限らず、メリオラやジャレスに対しても親としての愛情はない。愛しているのはエズメただひとり。
・クレシダ・ルチア・ガルデリオ
皇帝の正妻、皇后。公衆の前では慈悲深い皇后を演じている。
・ジール
ダリオンの側近で参謀的立場。
・マリア
ダリオンがアビーにつけた侍女。
・グライン・グラーク
北部領の貴族で、北部ではダリオンに次ぐ影響力を持つ男。武闘派。
ダリオンの皇帝追従を快く思っておらず、アビーの排除を画策する。