あらすじ
前世毒親育ちのいじめられっ子は、絶望しながら日々を過ごしてきた。
――でも目を開けると、可憐なお嬢様「プリーシア」に憑依していた!
広く豪華な部屋、可愛らしく上品なドレス、豪勢な料理……と最上級の待遇に感動して大喜びするプリーシア。なぜなら今まで自分の部屋もなく、廊下で黴びたパンをかじって生きてきたのだ。
だが、使用人たちはなぜだか気まずそう。そんな周囲にプリーシアは「いつもありがとう」「私、お世話してもらえて幸せ」と笑顔で伝えまくるので、使用人たちはキュンとしたり、「なぜこんなに優しい方が……」とさめざめ泣いたりする。なんの話?
どうやら私は、屋敷の外に出ることは許されないらしい。病気がち? 箱入り娘とか? と気になるものの、誰も理由は教えてくれない。
そんなある日、プリーシアは背後から何者かに刺されて死んでしまう。
死にかけのプリーシアは、ここが前世でプレイしていたアプリゲーム『災厄の魔女と勇敢な姫君』の世界であり、憑依先が「災厄の魔女プリーシア」であることに気づく。
プリーシアは死後の世界で本物のプリーシアに出会い、自身に課された逃れられない死の運命を知る。なんとあと95回殺されないと死ねないらしいが……。
殺されるのは怖い。痛い思いなんてしたくない。
でも、でもでも前世に比べれば、もはやここは天国といって過言じゃありません。
こんな最高の暮らしを手放したくない!というわけで、どうにか生き延びてみせます――!
弱気だけどポジティブすぎるプリーシアの、デスループとの戦いが始まる!