あらすじ

カフェで働く篠原澪は、人気ライトノベル作家・神谷ナオこと神谷直人の恋人であり、誰にも知られていないゴーストライターだった。 四年前、作家を目指す直人の相談に乗ったことから、二人の創作は始まった。 最初は文章を少し直すだけだった。しかし、次第に企画、キャラクター設定、プロットまで任されるようになり、二作目以降は本文もほぼすべて澪が執筆していた。 それでも澪は、二人で同じ夢をかなえていると思っていた。 直人の作品は次々とコミカライズされ、第四シリーズ『銀翼のレガリア』は三巻でアニメ化が決定する。 ところが成功して有名になった直人は、ヒロイン役の人気声優と交際を始め、澪へ別れを告げた。 「俺も有名になったし、これから付き合う人間を選ばないといけないんだ」 そのうえ直人は、別れたあとも当然のように第四巻を書けと要求する。 「恋人じゃなくなっても、仕事は続けられるだろ?」 澪は執筆途中の原稿を、直人の目の前ですべて消去する。 「『銀翼のレガリア』は、神谷ナオ先生の作品なんでしょう?」 「だったら、四巻も書けるよね?」 澪が去った途端、直人は一行も書けなくなる。登場人物の口調も、過去に張った伏線も、自分の作品の結末さえ分からない。 その異変に気づいたのは、敏腕フリー編集者の榊冬馬だった。 過去の打ち合わせ記録と、直人が一人で書いた原稿を比較した榊は、澪こそが本当の作者だと見抜く。 「あなたの物語が面白かったから、神谷ナオという名前に価値が生まれたんです」 榊に背中を押され、澪は初めて自分のための物語を書き始める。 誰の名前も借りず、自分の書きたいものを、自分自身の名前で。 一方、澪を捨てた直人は続刊を完成させられず、コミカライズもアニメ後半の制作も止まり始めて――。 名前も功績も恋人に奪われたゴーストライターが、厳しくも誠実な編集者とともに、自分の物語と人生を取り戻していく逆転お仕事ラブストーリー。 ※カドコミ漫画原作に応募していますので、脚本の書き方となっています。 普通の小説とは書き方が違います。

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カクヨム
カクヨム2026/09/07
  • 現在の作品あなたの名前では、もう書かない ~売れっ子作家の彼氏に捨てられたゴーストライターは、敏腕編集者に才能を見いだされる~