あらすじ

十六歳で孤児院を出たカイは、その日、F級冒険者になった。 使えるのは、コップ一杯ほどの水しか生み出せない低級水魔法。 戦闘にはほとんど役に立たない。 初めての薬草採取を終えた帰り道、カイは偶然、銀貨を一枚拾う。 少しだけ気分が良くなったその直後、町の片隅で瀕死の水スライムを見つけた。 助けても何の得にもならない。 それでもカイは、 「……まあ、今日は銀貨も拾ったしな」 「水くらいなら、タダだ」 と、いつもの水魔法で水を与えた。 やがて元気を取り戻した水スライムは、なぜかカイの後をついてくるようになる。 不思議に思い、ギルドで鑑定してもらうと―― 契約者:カイ 本来、水スライムとは契約できない。 低級水魔法しか持たないF級冒険者と、誰にも見向きもされない低級水スライム。 これは後にSS級冒険者となる少年と、一匹の水スライムが出会った日の物語。

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小説を読もう2026/09/07
  • 現在の作品銀貨一枚と水スライム