あらすじ
■ あらすじ
主人公は表情豊かで直情径行な性格の20代前半OL・アリス。彼女の大切なものを、ウサギのマスクを被った8人組で構成される怪盗団≪影兎(エイト)≫が盗み出し、それを追ったアリスは怪盗団の1人である白ウサギを追い不思議なマンホールの中に落っこちた。
目覚めるとそこには近未来のスラム街≪電脳九龍(サイバークーロン)≫が広がっていたのであった。
素顔を見せれば長生きはできないとまで言われる物騒な街で、それでもアリスはその豊かな表情を振りまき、この世界を少しずつ変えていく……。
元の世界へ変えるため。そして誰にも言えないもう一つの目的を果たすために奮闘するアリスだったが、次第にこの不思議な電脳九龍の〝違和感〟と恐ろしい〝真実〟に近付いていくのだった……。
※この作品は後半になるにつれ謎が解き明かされていくミステリー作品のため、作画担当様・編集担当様向けのネタバレあり脚本もPDFで用意されています。カクヨム投稿の都合上そちらは公開できませんが、公募の審査において万が一必要があれば提供させていただきます。
■ 世界観
●現代日本
物語は現代日本からはじまる。あまり人口の多い街ではないかもしれないが、田舎というほどでもない街を想定している。
実在する都道府県をモデルにしてもよい。その場合、作画の担当者が取材しやすい場所が良いと考えている。
●電脳九龍(サイバークーロン)
主人公・アリスがマンホールから落ちた先に広がっていた街。「九龍」といっても、いわゆる香港を舞台にしているというよりは、九龍城砦のように違法建築物が立ち並び、巨大なスラム街になっているという特徴を持った近未来的な街という空間だ。
様々な文化圏の人間が紛れ込んで生活している影響か、街には決まった名前がない。そのためアリスはこの街を「九龍城砦みたい」と仮に「九龍」と呼ぶようになる。
この電脳九龍には、『とある理由』から正しいマップは存在しない。その理由についてはネタバレになるためここでの言及は避ける。
●影兎(エイト)
電脳九龍の怪盗団。彼らはアリスの元いた世界と電脳九龍を行き来する方法を知っており、異文化の品物を盗んでは電脳九龍へ持ち込み、高値で取引をしている。
●M(ミラー)
この電脳九龍の通過。「鏡写しのように対等な取引を」という意味があるらしい。実際にそうなっているかどうかはともかくだ。決済方法は全て電子で、硬貨や紙幣は存在しない。
■作品テーマ
テーマ①表情
全員が表情を隠して生きる電脳九龍で、顔を隠すことなく表情豊かに過ごす主人公が街の人々に影響を与えていく様子を描きたい。魅力的な「表情」を表現するのに、漫画や映像作品に適したテーマだと考えている。
テーマ②■■■■■■へのアンチテーゼ
想定している最終話に回収されるネタバレのため、ここでの説明は割愛する。
■インスパイア元作品
『不思議の国のアリス/鏡の国のアリス』児童文学
ルイス・キャロル
『爱丽丝』邦楽
米津玄師
■登場人物
● アリス
表情豊かで直情径行な性格の20代前半OL。子供の頃から突飛な空想や妄想をするのが好きで、幼い頃は漫画家を目指したが、絵心の無さから断念。
本人は「普通のOL」を自称しているが、その行動力や時折見せる突飛な言動、そしてとめどなく溢れる想像力には、彼女の友人やマスターも特異性を感じているようだ。
「アリス」は本名をもじった彼女のあだ名。元々は仲が良い相手に呼んでもらうあだ名に過ぎなかったが、スラムである電脳九龍においては偽名として名乗ることになる。
元カレのカイトのことを強く憎んでおり、復讐すら考えている。憎悪は彼女の原動力の大きな一因だ。
● カイト
アリスの元カレ。アリスの妹と浮気している。ある出来事をキッカケに、姿を眩ませている。
● ホワイト(白ウサギ)
赤い目の白いウサギのマスクを被り素顔を隠した人物。アリスが飲むはずだったブランデーと、彼女のバッグを盗んでマンホールの中へ消えた。
彼は電脳九龍の怪盗団『影兎(エイト)』の8人のメンバーのうちの1人。増強薬を脚に注射することにより、人間離れした脚力を得る。
●マスター
元々は科学者(主に脳科学)だったそうだが、余生をバーのマスターとして過ごしているという60代後半の男性。
子供の頃の夢が漫画家だった、というアリスと意気投合し、常連になった彼女に特別なブランデーを飲ませてあげる約束をする。人当たりの良い性格であるため、アリスともすぐに打ち解けた。
● 賽のマスター
電脳九龍にある「賽-sai-」というバーでマスターをしているサイコロ頭の人物。年齢不詳の男性で、名前も「マスター」としか名乗らない。この電脳九龍について詳しく、情報屋の側面も持つ。
● アメジスト(ウサギ女)
アメジストヴァイオレットのセクシーなチャイナドレスを着こなす身長およそ3mの女性。
彼女も影兎のひとりであり、賽-sai-へよく外界の酒を卸している。
白いウサギのマスクは顔の上半分を覆っており、その耳から下がったピアスに繋がるアメジストカラーの布が彼女の口元を覆い隠す。
● ダイナ
アリスのピンチに駆けつけるアンドロイドガール。賽-sai-のマスターからの依頼で奔放なアリスのボディガードのようなことをしてくれる。
可愛らしい服装(着せ替えができる)と猫耳を思わせる頭部のパーツからは想像がつかないほどの戦闘力を持つが、感性や思考、知識などは人間から学習したものであるため一般的なものといえる。
※主人公・アリスの一部の思考は読者には開示されないため、時折ダイナが「読者視点」の役割を担うことになる。