あらすじ
黒瀬莉央は、十年間遊び続けた大好きなフルダイブ型VRMMORPG『《Lilin’s Gate Online》(リリンズ・ゲート・オンライン)』のサービス終了の日、最後の瞬間までその世界に残っていた。
街も大地も空も淡い光の粒子へと消えていき、真っ白な世界に一人取り残された莉央は、そのまま意識を失う。
次に目を覚ますと、彼女は見知らぬ部屋で赤ん坊になっていた。
それから十八年。
莉央は、ゲーム時代の名前と同じ《リリス・ルクスヴィア》として、田舎町《フェルディア》の孤児院で育つ。
そして成人を迎えた年、教会で《加護の儀》を受けたリリスは、精神世界で創造神エルシアと出会い、衝撃の真実を知らされる。
この世界《リリンズヘイム》は、かつて莉央が遊んでいたLGOと深く繋がる世界であり、現在はゲーム時代からおよそ五百年後だったのだ。
さらにリリスは、不老不死を含む《創造神エルシアの加護》、十個のLv10スキル、《鑑定EX》《インベントリEX》、そして規格外の成長能力を授かる。
成人を機に孤児院を出ることを決めたリリスは、幼い頃から薬草を売って貯めたお金で初めての鉄の剣を購入。
幼馴染の剣士ケンゴと共に森へ入り、採取、狩り、錬金術で新たな人生を歩み始める。
素材獲得量は十倍、経験値効率は実質百倍。
薬草を集め、魔物を狩り、ポーションを作り、稼いで、装備を整え、まだ見ぬ世界へ旅に出る。
これは、ゲームの世界を心から愛した少女が、五百年後の《リリンズヘイム》を自由気ままに冒険していく物語。