あらすじ
※雑な設定集になります。
★鎖者(チェーンド)と解放者の戦い
★人は一度大戦争の末に滅び、絶滅した。人類は二週期目の存在
★ナシャラの心臓と目の争奪戦。ナシャラは自らのそれらに価値があることを知っていてユドラに自身を託した。天使たちはヘルヘヴンのためにユドラを狙う。そいつらを倒しながらサランの花園を目指す。
――――【敵の目的】――――
★元々、創造神は平和な世界を望み、穏やかで心優しい皆の父親的存在だった。だが、神の作り出した存在、『人間』は、時に争いを起こし、互いに傷つけあう性質を持ち合わせていた。生命調律のために、と。神の最側近であるヘルヘヴンは進言するものの、人間の素晴らしさにももっと目をやるよう言われ、不満を抱えながらもそれを受け入れていた。神は人間の素晴らしさを理解しつつ、不足している点を自分たちで乗り越えていってもらえるよう祈り、信じていた。だが、看過していた結果、人々は戦争を起こし、一度滅びてしまう。その過程を見ていたヘルヘヴンは内心呆れかえり、しかし何も言わず、神もこれで理解するだろうと考えていた。だが、特に何もせず、哀れにももう一度人間を作り、自分の力をその人間にわずかに与える始末。しかも、その人間はあろうことかサランの花園で暮らす、同じように馬鹿正直に平和を望む女神、ナシャラゼーヌと恋仲になってしまう。怒り、今度こそ人間を滅ぼし、調律された生命体を地球に住まわせるのが一番だとヘルヘブンは考え、そのために神を殺す計画を自らの側近であった九翼に持ち掛ける。そこで賛成した六翼を味方にし、残りの三翼と対立する。三翼を率いていたのが、ナシャラゼーヌと恋仲になっていた男(ユドラの祖先)だった。
★人間の男と恋に落ちていた女神は、到達不能地点である楽園・サランの花園でその男と暮らしていたが、魔力競争による天上人の強烈な制限、不当な扱いに反旗を翻した人間と神の大戦争を止めるために犠牲になり、男のもとへ帰れなくなる(人の暴走に終止符を打つため、神が空から光の矢を降り注がせるよう、天使に最大命令を下した。それを女神は防ぐため、自身の命をなげうって空に強大なシールドを発生させる。それにより日の光が届かなくなったが、人々は彼女の心臓を生命の光とし、なんとか生き永らえている。この意味から、地球は彼女自身に包まれている、彼女は星を抱いている。星を抱く女神と称されるようになった)。
この女神の正体がナシャラゼーヌであり、彼女(人間名・ナシャラ)の心臓には光を封じるかの如く、何重もの神鎖が巻き付けられている。体の表面上は何もない。
★↑(この設定を受けて)何もしなければ、地上に陽光は降り注がない。そのため、この世界では陽光魔法が使える存在は重宝され、特権階級として扱われている(生きる上で陽光は必ず必要なので)。だが、そもそもの話、ナシャラゼーヌの張り巡らせたシールドがなければ陽光は地上に届く。女神ナシャラゼーヌは悪神として人々の間に上げられており、憎まれている。ただ、このシールドが無ければ、本来の平和を望む神ではない神と、その神に寝返ったヘルヘブンの九翼、そのうちの六翼がもくろむ地上へ破滅の矢を放つ作戦は実行できない。なので、人々の感情をコントロールして、ナシャラゼーヌの捜索、あるいは天上の壁を無くし、太陽の獲得、本来の陽光を取り戻せるよう人類は刷り込まれている。六翼の目的はそこ。ナシャラゼーヌの張り巡らせた壁の破壊、そして人類の破滅。
――――
――――【神】――――
★創造神ヌガ
すべてを作り上げた創造神だが、ヘルヘヴンの率いる天使の軍勢、異形と化した地上の半天使人間の軍勢により、命を落としてしまう。自分が消滅する散り際、これから生まれてくる人間に神鎖が巻かれることと、ユドラを自らの意志で作り出し、地上に落ちたナシャラゼーヌのために到達不能地点サランの花園を用意し、そこに住まわせた。
★女神ナシャラゼーヌ
――――【ナシャラゼーヌ(ナシャラ)の設定】――――
★ナシャラがユドラに自分の心臓を移植させたのは、自分の鎖に包まれた心臓が世界を照らす太陽そのものだったから。それまで傷ついてもユドラの体の傷は自然治癒しなかったが、ナシャラの心臓や左目を移植して以降、傷が自然治癒する体になった。鎖も元に戻る。
★左目が見えている。右目はヘルヘヴンに奪われ、神鎖に覆われた状態。
――――【ヘルヘブンの九翼】――――
★元々、天使階級の最上位存在であり、創造神に最も近い大天使とされたヘルヘヴンをリーダーとした、神軍最高軍事部隊
※●が九翼メンバー、◆はさらに上の階級に値する存在、各派閥のリーダー、()内は九翼内の階級番号、
『神反逆派』
◆ヘルヘヴン(創造神に匹敵)
創造神の元右腕であり、最側近。世界創造の際に神へ進言したり、ブレーン役を担っていたが、人智を超えたモノで何かを生み出す力そのものはあまり無い。人間が一度滅びる前、彼は人間の味方であり、創造神と一緒に人々がどれだけ過ちを繰り返そうと、信じ続けていた。いつか平和が来るはずだ。己の欲、プライド、信仰を優先させ、平和そのものを滅ぼすことの愚かさに気付くはずだ、と。それでも人々は争い、自ら生み出した兵器によって滅亡してしまう。天使のように感情と心と知恵をもらい、魔法という名のわずかな力を与えられた。天使は愚かな戦争を起こすことなど無いのに、なぜ人間はこうも互いを滅ぼしたがるのか、傷付けたがるのか。神は何も考えずに滅びてもまた人間を作り出す。それに対してやめるよう進言するも聞き入れてもらえない。初めて神に苛立ちを覚え、最初に気付かなかった、人間が天使と違っていつまでも争いを続ける理由にも気付く。『創造神のように、圧倒的な存在が地上にはいないからだ』と。力を持っていると言っても、それは圧倒的ではない。人間は簡単に死んでしまう。ゆえに、偽りのリーダーが君臨するばかりで、争いさえ起こせば他者が滅びると考えている。ならば、神がいつまでも人間を作り、放っておくつもりならば、自分が地上の神になろうと考え始める。それが平和への第一歩だと。しかし、それを創造神に伝えると、ヘルヘヴンは神に否定され、諭されてしまう。そこで怒りが爆発。本当に残酷なのはあなただ、と。神を否定し返し、対峙することとなる。同じように、天使たちの間では、人間への諦めが顕著だった。ヘルヘヴンは神と対立するよう天使たちに訴えるが、神の圧倒的な力の前に支持を得られない。これこそまさに天上で争いが起こらない原因であるのだが、ヘルヘヴンは自らが神と同等の力を得られれば、天使たちの心をつかみ、創造神に対抗できる軍勢を作れるはずとし、創造神唯一の娘である女神・ナシャラゼーヌの力を奪おうと画策する。ナシャラゼーヌは創造と破壊の両方を司っており、星々を照らし、生命に力を与える太陽の役割を担っていた。これがいわゆる陽光魔法の起源となっている。ナシャラの右目には破壊の力があり、左目には創造の力がある。そして心臓は世界を照らす太陽(星)とリンクしていて、これが壊れれば永遠に世界は明かりの力を失い、闇の世界へと変わる。創造神はこれらを持たず、すべて娘であるナシャラゼーヌに譲り渡している。彼もまた、太陽を作り出せない。そんな力の一つである左目をナシャラゼーヌはヘルヘヴンに奪われる。具体的にヘルヘヴンは自らの直轄部隊である九翼のうちの六人を率いて彼女を襲った。結果的にヘルヘヴンはナシャラゼーヌの右目を自らに移植し、神を焼き滅ぼすほどの陽光魔法を手に入れる。これで圧倒的な力を手にし、人々を従わせ、力づくで平和に導くことができる、と考える。だが、それは結果として上手くいかず(地上の人間に天使の血液を注入した結果、人外の存在となり、知性の無い化け物集団へと変わったため)、創造の力を持ち、地上に本当の平和を作り出せる人間を生み出そうと考える。ヘルヘヴンの目的はこれ。そのため、創造神を殺し、創造の力をナシャラゼーヌから奪おうとするが、彼女は地上を破壊する光から人類を守るためにすべての力を使って強固な永遠のバリアを張る。それにより左目の力はいったん使えなくなり、彼女自身もただの人間として地上で生活することを余儀なくされる。逃げるようにたどり着いたのは、創造神が最後の力で用意した到達不能地点・サランの花園と、創造神が作り出した最後の人間、ユドラだった。創造神は最後に生まれてくる人間たちへ神鎖が体を取り巻くよう細工する。ヘルヘヴンはこれも取り除いていくよう行動し、人間に刷り込んでいく。そこから天使の血を人間に入れたりして異形化したりなど、設定諸々。創造神にひと際多い神鎖を施され、すべての力を使えず封印されるような形になる。神鎖の繭に封印される。九翼のうち、六翼はヘルヘヴンの復活をもくろみ行動する。
●ハイリルフォン(1) オルフィゼア国
ヘルヘヴンの忠実なしもべ。ヘルヘヴンの眠る神鎖の繭を世界の中心として構え、そこにエネルギーすべてが行くよう世界を作り変えた。具体的には九翼のうちの六翼を国の象徴として定め、ハイリルフォンを崇める国は世界の中心となっている。
●レダ(3) ゼガーン国
●ザギメラ(4) シンシュリエ国
●リラクーン(5) ラガ国
●ゲバノ(6) ウルジェグノ国
●ネーショラ(7) 勤勉の象徴、ミツバチ レイアード国 七つの花弁を持つ翡翠色のバッヂ
人間体の見た目は、切れ長の瞳に片眼鏡をかけた男。天使体は第一段階で眼鏡をはずし、筋骨隆々の男身体の周りに大小さまざまな人間の脳のような球体が無数に浮かんでいる。思考、勤勉、その二つを両立させるための『脳』を自身の周りに漂わせ、その一つ一つが様々なバリエーションの陽光魔法を放つ。陽光魔法の種類考案者でもある。本来の天使体である最終形態は、人間の巨大な脳にいくつもの目が埋め込まれた巨大な球。その周りには無数の魔法陣で形成された土星の環のようなものがある。
序盤、ユドラとナシャラはネーショラを象徴とした雪国の収容所で捕らえられているところから始まる。ユフ収容所ここの最下層である第ゼロ区画、アンダーシール、廃棄物が溜まる場所に二人はいる。この廃棄物はすべて人間たちの神鎖と、その実験に使われた器具、そして研究員、職員の出したごみなど。
『神擁護派』
◆ユドラ(創造神級)
創造神の意志を受け継ぐ存在であり、本来ならば強大な力を持ちつつも神鎖に縛られていない存在。ユドラの体に巻かれている神鎖はすべてナシャラゼーヌが彼を守るためにつけたもので、通常と色が違う。人外の傷の回復速度と絶対防御そしてナシャラの心臓を食らったことによる強大な陽光魔法を使う。魔法陣は基本無属性(のちに陽光魔法だということを知る)。弱点もなければ有利も取れない。色彩の無い魔法陣を生み出す。鎖を変化させ、鎖の塊のような姿に最終的になることが可能だが、女神の怒り(怒ったナシャラ)に人格を奪われてしまう反動があり、ナシャラゼーヌの意識が出てくる。ただ、この時にユドラの体は傷付けられるので、諸刃の剣。ナシャラの願いはもう一度太陽の光が自然に差し込む世界の復活、平和の訪れ。そして日の光があれば自然と花は咲き、サランの花園にも天界の花、コゼットが咲き誇る(地下でナシャラの見せてくれた絵本、そこにはコゼットが咲き誇る)
●アギノート(2)
九翼のうちの第二位ということで、かつては信者も多かったが、ヘルヘヴンから離反したことで、アギノートの抱えていた民たちは世界からの嫌われ者となり、迫害や差別を受ける対象となった。アギノートの興していた国、「アキュア」、つまりはアキュア人は差別の対象。そしてその子孫も殺され続けたりしたことで、今は数を減らし、人々がなるべく立ち入らない地を目指して生き永らえる。これは到達不能地サランの花園に近い場所であり、たどり着いたユドラはそこで懐かしい匂いを嗅ぎ、涙を流す。本人はその涙がなぜ流れたのかまるで理解できていなかった。
●カルケンデュラ(8)
●レモネア(9)
生命の生と死を司る。元来は神の作り出した死者の世界の長。ただ、度重なるユフでの拷問の末、天使としての能力を失うが、させる能力だけは健在。一章でユドラと共闘する。心臓と左目をユドラが食べ、命を落としたナシャラを生き返らせる。そのために、僕を地上の到達不能地点、サランの花園へ連れていけ、と願う。ただし、花園には太陽の光が必要。太陽の光を復活させるには、ヘルヘヴンを殺す必要がある。
―――――【各国の様子】――――
●レイアード(崇拝大天使・ネーショラ7) 天伝・ボイダ
陽光魔法の使い手供給が一番遅れており、そのせいで雪国と化している。ネーショラの教えにより、人間は勤勉であらなければいけないという考えの元、学校教育が盛んにおこなわれており、陽光魔法の使い手を増やすための実験も盛んで、実験収容所も多い。そこでの死者数、被害者数も各国一であり、勤勉を盾にした狂気の国でもある。
――――【ユフ強制実験収容所】――――
●ジオドリ……ユフの所長。レイアード1の規模を持つユフの全作業、作戦を指揮し、国からの命令に従う冷酷なサディスト。
●イオラ……副所長。神鎖への異常な執着を持ち、通常力を制限する神鎖だが、なぜユドラのそれは力の制限が無いのか、興味を持っている。また、神鎖を強引に外すと身体に異形化が起こるが、これは人が天使へと変わるための第一歩、『天使化』であるが、自身の身体が異形に染まりかけていることに興奮を覚える変態でもある。
●カジャン……ユフの『質問者(クエスチョン)』を束ねる男。
●マオポロ……ユフの解放者を製造する機関『天使化』
――――【世界設定集】――――
★魔幻
人の力を超えた魔法のようなもの。個々の幻力によって威力が異なり、攻と防の発動種類も人によって違い、この両方を扱うことができる人間も稀。
★陽光魔幻
魔法の基本属性は炎、水、風、土、雷、闇。人の限界はここだが、天使の血脈を持つ者は、上位属性を扱うことができる。光属性の上位、太陽の光と同じ浄化のエネルギーと世界を照らす力を持つ陽光魔法の使い手は、ナシャラゼーヌの力で日航が届かなくなった世界で重宝された。天使のみこの魔法を使える。ユドラの陽光魔法はさらに特別。認知したものを浄化させる力を持つ。色彩が無いのはナシャラが
★国の制度
基本的には仮想的な共和制、その国の象徴である大天使の声を聴く存在が国家元首の候補として選ばれ、国民はそこからリーダーを選んでいく。ただ、そこは国による。傲慢な大天使を象徴とする国は仮想の国王として大天使を据えており、国家元首も大天使が選ぶ。
★天伝(リセピア)
国のリーダー。象徴天使からのメッセージを聴き受ける一番の存在として、国のトップに立つ存在のことを指す。
★学校制
★世界目標
ヘルヘヴンの九翼のうちの三翼、アギノート、カルケンデュラ、レモネアを世界の巨悪である三大堕天使とし、彼らに対抗すべく、人々は自らの神鎖を
★天使の血
人間と交配した天使の子は大抵生き残ることができない。母親の胎内で死滅する。女性天使も出産能力を持たず、天使はすべて神から生み出される存在だった。なので、天使の血、あるいは力は後天的に入れられるが、その場合人間の細胞は拒絶反応を起こし、人間体を保っていられなくなる。結果、異形化し、化け物へと姿を変えてしまって理性も知性もすべてを失うのだが、能力の高い人間、つまり神鎖の多い者は異形化するものの、その理性や知性を併せ持ったまま、人間体に近いままで強大な力を手にすることができる。その場合、定量超えした自分の力で神鎖を引きちぎることができ、大天使に近い魔力や力を手に入れられる。
国では天使の血を入れられることを光栄なこととして崇める一方、異形化するために親や友との離別、すべてを世界のためにささげる、戦いのために捧げるということを覚悟しなければいけなかった。
★解放者
神鎖を強引に外し、天使の血液を入れられた人間のことを指す。基本的に人間は生まれてから体のどこかに神鎖が発生しているが(力のある部分)、それを剝ぎ取ることで、その部分が異形化を起こす。これは、もともと神が人間を作る際に天使の分子を微量ながら送り込んだことが原因。天使の血を人間が摂取すると、全身に異形化を起こし、ほとんどは知性を無くす怪物へと変わる。神鎖を取られた人間。基本的に抑えられていた力を強引に引き上げられるため、反動で知恵や理性を失う。しかし、天使の血をもらえばそれは抑えられるという間違った知識が流行し、結果として人外の存在を増やし続けている。人々はそれら一連を災厄として捉え、悪神ナシャラゼーヌの仕業だと考えていた。
★人は生まれながらにして魔力生成の能力を持ち、それを魔法として扱うもの、身体能力の向上に扱うものと、様々だった。しかし、人類創成期のある時期から、人には生まれた瞬間から多い少ない差はあれど、体の一部に鎖が取り巻くようになる。それは、人を作った神とは別の神が魔力の強さによっていずれ世界を滅ぼしかねないと危惧し、人の魔力、身体能力を制限するために設けられたものだった。それによって起こるのは力の均等化。戦争の減少。人々の繁栄。世界は平和への道を歩み始めて
神鎖は人の度重なる歴史と実験において、破り捨てることが可能となった。
ユドラの神鎖はナシャラゼーヌ【星を抱く女神】が特別に施したもの。ユドラの力を封じるものではなく、ユドラの体を、存在を守るために施した。だから、ユドラは傷の超回復が可能。それは通常、人の体に起こることではない。ナシャラの施した特別な神鎖のみに起こる。