あらすじ
わたくしの友人は最近、溜息ばかりついております。
彼女の婚約者は「病弱な従妹に呼ばれているんだ」と言っては、彼女との交流をすっぽかしてばかりいるのです。
「これは、やっぱり」
「ええ。もしかしたら小説でよくある……」
病弱なのを口実に男を呼び寄せるパターンですわね……。
ですが、友人の実家は子爵家、婚約者の実家は侯爵家、婚約解消を申し出ることも困難です。
ふたりして溜息をついていると、同じ席でパフェを食べていた女生徒が言いました。
「そいつの正体は2つのどれかしかない」
彼女の言葉が、この問題を解決に導いてくれるきっかけになるのです。