あらすじ
大正日本を思わせる並行世界のとある島国。
人間に紛れて人々を夢に誘う夢妖(ゆめよう)が潜む中、陸軍は夢妖対策機関を秘密裏に運用していた。
手紙と観覧車を愛する少女・御崎文奈(みさき ふみな)は、大好きな観覧車に乗っていた際夢妖に襲われる。文奈を救ったのは、陸軍省・夢異象(ゆめいしょう)対策特務部実働班所属・少尉・観灯院瑶太郎(かんとういん ようたろう)だった。
観覧車は夢妖にとって人を引き込みやすく、陽の気が弱点にもなる特別な場所なのだという。
文奈は瑶太郎の不思議な色の瞳と陰りのある後ろ姿に惹かれつつも言葉が出ない。
翌日、文奈は婚約者との顔合わせで思いがけず瑶太郎と再会した。事情があるらしく断ろうとする瑶太郎に、再び得た瑶太郎との接点をどうしてもなくしたくない文奈は文通を提案する。
この作品はカドコミ漫画原作コンテスト参加用の脚本作品です。
登場人物
御崎文奈(みさき ふみな)16歳
観覧車と文通が好きな朝美女学校4年生。ぶっきらぼうになってしまい話すのがあまり得意ではない。うまく話せず、子供の頃仲間外れにされたことが心の傷になっている。どこか浮世離れした雰囲気があるが、心根は優しい。夢通(ゆめとおり)という人の夢や意識に入り込む特別な能力を持っているが、本人も周りも気付いていない。
観灯院瑶太郎(かんとういん ようたろう)
夢妖の対策機関である「陸軍省・夢異象(ゆめいしょう)対策特務部実働班」所属の少尉。人に擬態した夢妖を見分け、その動きや気配を精細にとらえることが出来る特殊な目・厭眼(いといめ)を持っている。代々軍人の家系。夢妖と近い性質を持つ「呪われた」厭眼を親族や家族からはひどく疎まれて育った。そのためずっと無表情だが本来は感情豊か。
知坂加也子(ともさか かやこ)16歳
文奈の親友。朝美女学校4年生。からっとした美人で、下級生から好かれることも多い。子供の頃文奈と殴り合いの喧嘩をしてからお互いに最も仲の良い存在になった。
夢妖(ゆめよう)
人間に擬態して人間を夢の世界にさらっていく悪鬼。古くからこの世界に存在している。悪夢から生まれる。人間の生命力を自分たちと繋がる夢の世界に連れ去ることでゆっくりと吸収、自らを強化している。謎の多い存在。
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