あらすじ
英国伯爵エドワード・ハミルトンが恋をした相手は、日本からやってきた完璧なお嬢様……の、はずだった。
ところが佐伯拓海の中身は、木に登る、庭を走る、肉が好き、面白そうなら即寄り道。
礼儀作法は完璧なのに、被っていた猫の皮を脱げば中身はほぼ小学生男子。
しかも束縛が大嫌い。
婚約しても、
「結婚するとは限らねぇぞ^^」
と平然と言い放つ。
それでもエドワードは諦めない。
婚約者だからでも、家柄でも、両家公認だからでもなく。
佐伯拓海本人に「お前がいい」と選ばれたい。
そうして始まる、過保護すぎる英国伯爵と自由すぎる日本人お嬢様の、やたら長い婚約生活。
大学生活、同居、社交界、家出、恋のライバル、そして未来の伯爵夫人修行まで。
幸せになりたいだけなのに、なぜか毎回胃を痛めるハミルトン伯爵の明日はどっちだ。
これは、ハミルトン伯爵がようやく幸せになるまでのお話です。たぶん。
※本作は
『貴族だらけの英国寄宿学校で浮いていた俺が、『春はあけぼの』も読めない次期当主に日本語を仕込んだ結果、数十年後も腐れ縁が続いている件』
のIF作品です。
元作品では男性だった佐伯拓海。
もし彼女として生まれていたら――。
エドワードは当然こう思う。
「拓海が女性なら、今度こそ妻にできるのでは?」
……できます。
ただし、幸せになれるとは限りません。
そんな別世界線のお話ですが、本作単独でもお読みいただけます。