あらすじ
弱小国から後宮へ追いやられた不遇の姫・白蓮(パイレン)。彼女には秘められた特異体質があった。それは「あらゆる毒に対する完璧な耐性」と「毒が強ければ強いほど絶品グルメに感じる異常な味覚」である。
ある日、嫉妬に狂った上級妃から「命を奪う猛毒入りの月餅」を贈られた蓮は、「なんて芳醇で刺激的な味わい……!」と感動の涙を流しながら完食してしまう。しかし、その現場を後宮の巡察中だった「冷血無比の毒殺魔」と恐れられる若い皇帝・鳳劉(ホウリュウ)に目撃されていた。
死ぬどころか恍惚の表情を浮かべる蓮を見た皇帝は決断する。「この女……余の専属毒味係(ついでに妃)に任ずる」
命を狙われすぎて人間不信になった皇帝と、毒を至高のスパイスとしか思っていない変人姫が織りなす、勘違いと後宮コメディ!