あらすじ
警視庁の組織図にも、職員名簿にも、予算書にもその名称は存在しない。庁内でさえ知る者はごく一部であり、所属する捜査員の人事記録上の配属先は「刑事部付」「警務部付」などに偽装されている。
0課が担当するのは、通常の警察活動では説明できない事件――**「特異事案」**である。
人間以外の存在による殺人・傷害事件
呪術、呪物、祟りに起因すると推定される事件
都市伝説が現実化した事案
妖怪・幽霊・怪物など「異類」の出現
時間・空間・認識に異常を生じさせる現象
通常の捜査では「事故」「自殺」「失踪」と処理される不可解な事件
怪異を意図的に利用する人間による犯罪
怪異そのものではなく、怪異を知ってしまった人間に関する事案
彼らの任務は怪異の退治だけではない。
調査、原因究明、封鎖、収容、交渉、そして隠蔽。
怪異が存在するという事実そのものを社会から隠すことも、0課の重要な仕事になっている。