あらすじ

■あらすじ  一週間の眠りから目が覚めた主人公・千恵理(ちえり)は、久しぶりに登校した中学校から帰宅して、護符の貼られた宝石を見つける。わずかに剥がれた護符の隙間から宝石に手を触れた瞬間、光が溢れる。  驚いている千恵理の前に現れたのは、フェイと名乗る「異世界の風の妖精」。フェイは異世界から元の世界に戻った千恵理が心配で追いかけてきたという。宝石が光ったのは、千恵理が持っていた魔力と記憶が漏れ出てしまったかららしい。  千恵理のいる世界は魔力が少なく、汚れているという。このまま放っておくと、千恵理の魔力に引き寄せられたこの世界の妖精が暴れ出す可能性がある。加えて、千恵理の体に汚れた魔力が流れ込み、命を脅かす。  自分の命を守るため、かつての異世界で過ごした記憶を取り戻すため。そして世界の平和を守るために、魔力が宿った宝石や鉱石をウィルストーンと名付け、魔法少女チェリー(フェイ命名)として、魔力と記憶の回収に動き出す。  回収した異世界での記憶と、現実世界での千恵理の記憶との矛盾に苦しみながらも、千恵理は全ての魔力と記憶を回収して、平和を取り戻すことができるのか。  愛と希望に満ちた、ちょっと大人な魔法少女の物語・開幕! ■ログライン  異世界から帰還した少女が、散逸した魔力と記憶を回収しながら、蘇る異世界の記憶と現実の自分との矛盾に立ち向かう物語。 ■アピールポイント  少女漫画のほんわかした魔法少女ものの皮を被っていますが、記憶の回収が進むと、だんだん主人公が思い悩んでいく話になっていきます。ダークになりすぎず、恋愛や友人関係、世界の平和に板挟みになりながらも、主人公が成長していく姿と魔法で活躍する爽快な姿を、読者の心に向こう数十年にわたって刻み込みたい作品です。 ■主要人物紹介 〇主人公  言之葉 千恵理(ことのは ちえり)  中学1年生(12歳) 性別:女。身長:148㎝、体重:42㎏。本人曰く「胸はこれから」  黒髪の肩までかかるミディアムボブ。太陽光にかざすと茶髪に見えることも。瞳は茶色で、光の当たり方によって虹彩の周りがエメラルドグリーンに輝く。  得意教科は国語と体育。苦手な教科は数学。好きな物は甘い物。嫌いな物は暗闇。  異世界から帰還した魔術師——なのだが、その時の記憶が魔力と共に散らばってしまった。持ち前の明るさと積極性を武器に、ウィルストーンの回収に動き出す。  一度決めたら貫き通す強さがあるが、それが弱点になることもしばしば。優しいが一線を越えた相手には容赦ない。 〇レギュラー  フェイ  風の妖精 性別:不明。身長:20㎝、体重:不明。  金の短髪にサファイアブルーの瞳。緑色の服を身に纏い、蝶のような形の透明な羽をもつ。  好きな物は自然。嫌いな物は汚れ。  異世界の妖精とのことだが、千恵理を追ってきた過程で、一緒に魔力と記憶が飛んでしまった。人間と関わりが元々あった珍しい妖精だが、特に千恵理と何か契約を交わしていたわけではない。  望月 珠世(もちづき たまよ)  中学1年生(12歳) 性別:女。身長:151㎝、体重:44㎏。本人曰く「む、胸なんて、飾りだから!」   茶髪のポニーテール。瞳の色は黒。ヘアゴムはいつも赤色。  得意教科は美術。苦手教科は音楽。好きな物は梅干し。嫌いな物はガム。  ただの一般人だが、千恵理と行動を共にしてウィルストーンの影響を受けたことがきっかけでフェイが見えるようになる。千恵理とは小学校の頃からの仲で、「チエちゃん」、「タマちゃん」と呼び合う。千恵理の魔法少女活動の目的を聞き、協力することに。  父親が警備会社の社長な関係で、私服にはいつもボディカメラが装着されている。名前は父親命名。藤原道長の「望月の欠けたることもなしと思えば」から、欠けることのない満月=真珠のように美しい子に育ってほしいと願われている。  言之葉 拓真(たくま)  国語科教師(43歳) 性別:男。  黒髪の短髪。瞳の色は黒。  明るく優しい父親。朝はご飯を食べて新聞を読むのが日課。必ず娘たちと顔を合わせてから家を出る。  陰陽師の家系だが、本人の「気」は少ない。本人曰く、大した術はできないとのこと。占いが得意。  言之葉 椿(つばき)  主婦(42歳) 性別:女。  茶髪のセミロング。瞳の色は茶色。  いつも笑顔の母親。料理が好きで、朝食と夕食を張り切って作っている。昼食は自分だけなので試作品が多い。  とある神社の神主の娘。昔は巫女をしていた。    言之葉 梓(あずさ)  小学5年生(10歳) 性別:女  髪と瞳の色は千恵理と同じ。セミロングの髪を肩辺りで結んでいる。  元気いっぱいの千恵理の妹。学校では環境委員会に所属し、時折、水やりで早く登校する。普段は寝坊気味。  祖父の姿に憧れて週1で弓道の道場に通っている。 〇サブキャラ  河内 正則(かわうち まさのり)  中学1年(12歳) 性別:男  黒髪のスポーツ刈り。瞳は茶色。  千恵理と同じ班で右前の席。頭はいいが、くだらないことを思いつく。  三原 綾子(みはら あやこ)  中学1年(12歳) 性別:女  赤みがかった茶髪のベリーショート。瞳は明るい茶色。  千恵理と同じ班で前の席。河内の幼馴染で、よく夫婦とからかわれる。まんざらでもない。  河内のストッパー役。  安西 博司(あんざい ひろし)  中学1年(12歳) 性別:男  黒髪、ほぼ坊主。瞳は黒。  河内の親友。理系男子。オカルトなどは信じないタイプ。 ■舞台設定 〇世界観・組織など ・世界観  現代日本、日出市が舞台。富士山が見える位置にある。  科学の発展により神秘、伝承で語られていた者たちの力が衰退した世界。世界を巡る魔力こそ健在だが、その魔力は穢れを帯びている。神社や自然の豊かな場所では、その影響は少ないがゼロではない。  千恵理の汚れていない魔力が宿ったウィルストーンによって、姿を維持できなくなった妖精(あるいは精霊や神獣)たちが、生存のためにウィルストーンを使い、自らの存在を人間に認識させようとしている。  その一方で人の強い認識(例:トイレの花子さん)などによって生まれた存在もいる。 ・組織  魔術組織、ないしそれに準ずる組織は存在する。  大きく分けると「伝統を守り、形だけ伝えている(何も知らない神主や巫女、僧侶など)」、「伝統を守る中で、魔法の技術も伝えている(言之葉家両親がこれに当たる)」、「何としてでも魔法を復活させたい」の三大派閥。 ・魔法  現代では著しく衰退している。一部の者は、血筋や魔道具などを用いて、何とか魔法を継承して魔術師として活動をしている。  異世界では杖や護符などを用いて、火球を放ったり、結界を張ったりして魔物を討伐している。威力、精度、規模など、どれをとっても現代とは比べ物にならない。  ただし、魔法にも限界があり、無から有を生み出す(魔力を用いずに何かを生み出す)ことや、死者の蘇生は不可能とされている。  主人公の詠唱は杖の拡大と縮小を行うための「アドバンス」、「リワインド」。回収した際に使えるようになった魔法の詠唱「【石の名前】の力をここに。【指示事項】」。魔力放出でウィルストーンに宿った者を従属させる「我が魔力をその身に満たし、我に従え。——汝の輝きは、我がもとに」が基本となる。 〇アイテム  ・千恵理の杖  異世界製の杖。現代には存在しない木材によってつくられている。杖は途中で二股に分かれ、翼のようになっている。羽の向きは内側で、全体のフォルムは牡鹿の角のような雰囲気。非常に硬く、しなることはない。  拡大時は1m弱。縮小時は20㎝。飛行時は翼が変形する(羽ばたくわけではない)。  ・ウィルストーン  千恵理の魔力が宿った石などの総称。それぞれの石がもつ性質や逸話に即した能力が魔法となって発動する。発動者は妖精である場合が多いが、人が発動させてしまうこともあり得る。  例:アメジスト(精神の安定)→夢を見せる。    蝶の形→日本では死者の霊魂が蝶となって現れる。  後々、珠世の描いたデザインを気に入った妖精たちが、その姿になって現れるようになる。

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カクヨム2026/09/07
  • 現在の作品魔法少女チェリー・リコレクト~私の世界は何色ですか?~