あらすじ
何をやっても人並み。
仕事に追われるだけの平凡な会社員だった男は、事故で命を落とし、ジョブと魔法が存在する異世界に「レン」として転生する。
この世界では十五歳になると、誰もが人生を左右する「ジョブ」を授かる。
レンが授かったのは――伝説級ジョブ【神銃士】。
さらに、その手には巨大な神器が現れた。
誰もが新たな英雄の誕生を確信する。
しかし――
引き金を引いても、鳴るのは「カチッ」という音だけだった。
他の神器は授かったその日から使える。
なのに、レンの神器だけは一発も撃てない。
「役立たずの神銃士」と呼ばれ、笑われても、レンは諦めなかった。
剣を振り、武器を学び、自分の神器と向き合い続ける。
そして旅の途中、レンは一人の少女と出会う。
自分には価値がないと思っている、謎の少女リーナ。
彼女が神器に触れた瞬間――沈黙していた神器が、初めて反応する。
最強のはずなのに、一発すら撃てない神銃士。
価値がないと言われ続けてきた少女。
二人の出会いから、誰にも使えなかった「最凶の神器」の物語が動き始める。