あらすじ
生前遊んだゲームの悪役貴族、ヴァーリに転生した。
王国の辺境を管轄する田舎貴族の令息だが、傍若無人な振る舞いがきっかけで作中では絶対に破滅する。
だが、回避しようにも破滅フラグが膨大すぎる。原作知識があっても回避しきれるかどうか……。
……待てよ? なら、原作の舞台に行かなければいいだけでは?
そう考えたヴァーリは、もう一つの学園、王立アスガルド学園を受験することに。
しかし、こちらは名門中の名門の学園。入るのは容易ではない。
絶対に合格したいヴァーリは、血の滲む努力を重ね、結果としてなんと『首席合格』を果たす。
無事アスガルド学園に入学できたヴァーリ。これで破滅エンドともおさらばだ!
……かに思えたが、王都の学園には天才だが、性格に難ありの問題児が集まっていた。
田舎から出てきたヴァーリを「田舎者」「獣」「野蛮人」と平気で見下し、侮辱してくる。
面倒に感じたが、いっそのこと相手を完膚なきまでに叩き潰して、孤高の存在になればいいと、ヴァーリはあえて破滅しない程度の悪役貴族を演じることに。
ところが、意に反してその行為は「問題児を懲らしめてくれた!」と、逆に他の生徒たちから称賛されてしまった。
さらに令嬢たちが勝手に沼り始めて、猛アピールしてくる始末。
「俺は破滅を回避したいだけなのに、どうしてこうなる……!?」
果たしてヴァーリは、平穏な学園生活を送れるのか──。