あらすじ
近年、急速に国力を増しつつある魔法国家の名門大学に、史上初の特待生が入学した。
貴族の令嬢でもなく、優れた魔法の知識があるわけでもない。誰もが首を傾げ、不正入学を疑う中、当の本人はどこ吹く風。
「いつでも退学しても構いませんけどね」
珍しい黒髪をなびかせ、嫌がらせすら鼻で笑い飛ばす女、ユアサ・カナデ。
本来なら魔法とは無縁だったはずの彼女は、とある事情から特待生として魔法大学に放り込まれた異世界人だった。
面倒事は避けて平穏に卒業したいだけ。それなのに、常識外れの魔法と飄々とした性格が、貴族たちの嫉妬や教授たちの興味を次々と引き寄せてしまう。
これは、やる気ゼロの特待生が、気づけば魔法国家の常識そのものを書き換えていく物語。