あらすじ
地球最後の生存者だった男は、死後なぜか神になった。
理由は――人類で一番「生き汚かった」から。
しかも任されたのは、消滅した地球から吹き飛ばされた月だった。
それから途方もない年月を宇宙で漂流し、ようやく辿り着いた惑星エシュタル。そこで現地の神々から頼まれた仕事は、
「この世界の全生命の敵になってくれない?」
という、とんでもないものだった。
こうして月神ネフィーは第三十九の知的種族「魔族」を生み出し、世界共通の邪神となった。
それから三十七億年後。
若き魔族イシンは、大好きな父から一人の勇者を殺すよう命じられる。
その戦いの果てに彼が手にしたのは、魔族にとって特別な力と――ずっと夢見ていた魔王学園への入学許可だった。
神様歴三十七億年の元日本人と、その神を心の底から愛する魔族たち。
人類から見れば邪悪そのものな彼らの日常と戦いを描く、異世界ダークファンタジー。