あらすじ

「セレナこそが真の聖女。お前は、妹の座を妬んで偽りを口にした、卑しい嘘つきだ」 そう断じられ、リーリエは"聖女詐称"の罪で、生まれ育った国を追放された。 けれど――誰も知らない。守護竜の加護を宿す真の神子は、義妹セレナではなく、追放されたリーリエ自身であったことを。すり替えたのは、継母の企み。神殿すら欺いた、周到な嘘だった。 追放されたリーリエは、辺境の花畑で、静かに暮らし始める。 そして数年後。偽りの聖女セレナでは、決して守護竜を鎮められぬまま、国を覆う竜の加護は、日に日に綻んでいった。ついに守護竜が暴走を始め、王国が滅びの淵に立たされたとき――たった一人、竜の前に立てる者がいた。 守護竜を統べる孤高の"竜公"ラーズが、まっすぐにリーリエへと手を差し伸べる。 「竜は、ずっとあなたを待っていた。――私も、だ」 今さら国が「帰ってきてくれ」と縋ってきても、もう遅いのです。だってわたくしは、もう、この竜と、この人のものなのですから。

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小説を読もう2026/09/07
  • 現在の作品『聖女を騙った嘘つき』と国を追放された私、本物の神子でした。〜偽物では守護竜を鎮められず国が滅びかけても、今さら『帰ってきてくれ』と縋られても、もう遅いのですわ〜