あらすじ

十二歳の佐倉小夜は、母の再婚をきっかけに、幼いころ暮らしていた町へ戻ってきた。 けれど、小夜には七歳より前の記憶がほとんどない。 ある雨の日、雨宿りで迷い込んだ古道具店〈クロノス〉。 そこで、七枚あるはずの花びらが一枚欠けた古いオルゴールに触れた瞬間、小夜は不思議な光景を見る。 泣いている少女。 そして―― 「お願い……わたしを忘れないで」 小夜には、壊れた物に残された〈残響〉――過去の記憶を見る力があった。 無愛想な青年店主・カイン、距離感ゼロの同級生・陽斗とともに、古道具に残る記憶を追っていく小夜。 オルゴール、写真立て、赤いランドセル。別々の品に、なぜか同じ〈七枚の花びら〉の印が現れる。 その印は、かつてこの町にあった修理工房〈七花堂〉と、小夜自身の失われた幼少期へつながっていた。 壊れた物の記憶と、人の心をたどる少女の成長×日常ミステリー。 そして、七枚目の花びらに隠された秘密とは――。

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カクヨム
カクヨム2026/09/07
  • 現在の作品小夜とふしぎな古道具店 ― 七枚の花びらのオルゴール ―