あらすじ
幼い頃に両親を殺された白崎清那は、未だ捕まっていない犯人を見つけるために警察官となった。
しかし、とある事件を解決した日、清那は不慮の事故で亡くなってしまう。横たわる自分の体を呆然と見下ろしていると、突然、悪霊に襲われそうになる。
そこに『執行人』のレイと和彦が現れ、間一髪で清那は救われる。清那は執行人候補として”家”に連れられ、そこで出迎えた宵から、執行人は現世を彷徨う魂を常世に送るための存在だと聞かされる。
現世を彷徨う魂が悪霊となれば、生きている人に取り憑く。
取り憑かれた人は自ら命を絶つこともあれば、殺人を犯して誰かを殺すこともあるという。
悪霊による殺人を止めるために、清那は執行人になることを決意する。
【キャラ設定】
・白崎清那(しらさき・せな)
元警察官。大規模な事件終わりの帰宅中に交通事故に巻き込まれて死亡。享年28歳。両親は小学生のときに殺される。両親を殺した犯人はつかまっておらず、犯人を捕まえるために警察官になる。自分のように犯罪によって家族を失う人を減らしたいと、執行人になることを決意する。正義感は強いが状況を冷静に受け止める冷静な面もある。武器は拳銃。
・レイ(藤原嶺継・ふじわら・みねつぐ)
一番歴の長い執行人。生前は陰陽師として呪いを請け負うこともあったが、高位貴族を呪ったことが発覚し殺される。享年34歳。いつも黒い狩衣を着ている。執行人としての武器は使わず、陰陽師の術を生前と同じように扱っている。刀や槍、体術などの武術もある程度習得しているが、銃は苦手。
・佐伯和彦(さえき・かずひこ)
千代の夫で元陸軍所属の軍人。終戦後は地元の小学校の教員として働くが、戦時下と戦後の周囲のギャップとPTSDに苦しみ自殺。享年30歳。常に冷静で清那に対しては若干冷たく接している。武器はライフル(長銃)、拳銃、日本刀を使い分ける。武術に優れ、惣介とはよく稽古をしている。
・佐伯千代(さえき・ちよ)
和彦の妻。和彦とは20歳の時にお見合い結婚をした。和彦のあとを追って自殺した。享年29歳。穏やかな性格で執行人になったばかりの清那のことを気にかけている。もとは悪霊だったが和彦の交渉によって執行人となる。武器は薙刀。
・関屋惣介(せきや・そうすけ)
武士の出身。さっぱりとした性格で裏表がない。懇意の遊女と駆け落ちしようとしたが、待ち合わせ場所へ来るまでに遊女が火事に巻き込まれ死亡。遊女の死を知らせにきた禿に殺される。享年24歳。細かいことは気にしない性格だが思慮深い面もある。武器は日本刀。
・倉田瑞樹(くらた・みずき)
清那の弟の友人。家庭環境が悪く、高校2年生の頃に母親によって殺される。享年16歳。母親のことは憎んでいない。優しく、執行人には向いていない性格。生前は弓道部に所属しており、武器は弓を使う。
・宵(よい)
執行人たちの管理者。見た目は30代半ばほどだが実際の年齢は不明。銀髪に薄灰色のローブを着ており、いつも穏やかな表情を浮かべている。
・三原和真(みはら・かずま)
清那の先輩刑事。面倒見が良く、清那のことを気にかけている。
・黒木凉太(くろき・りょうた)
三原と同期の刑事。三原とペアを組んでいる。
【用語説明】
・執行人
現世を彷徨う霊を祓う者たちのこと。自分の霊力をぶつけることで霊を祓うことができる。執行人によって戦い方は異なり、武器を使う場合は宵から支給される。
・悪霊
現世を彷徨い霊のうち、生きている人の魂を道連れにしたり、人に取り憑いて人を殺させようとしたりする霊のこと。執行人が祓うのは主に悪霊か、悪霊になりかけている霊が対象。
・執行人の家
現世と常世の境にある。執行人が生前と同じような生活を送れるように整えられており、それぞれの自室や客間、食堂、宵の執務室、図書室、談話室、中庭、稽古用の道場、大浴場がある。
【原稿内の表記について】
〇:場面設定|時間
地の文:ト書き
キャラ名「」:セリフ
キャラ名():内心の声、モノローグ
※カドコミ漫画原作コンテスト応募作品のため、脚本形式で書いております。