あらすじ

「本は毎日、触れてあげないと死ぬの」 10年近く書店員として働いていた私には、ずっと引っかかっていた上司の言葉がある。 毎日大量に入荷する本。 棚に並べても、手に取られない本。 工夫して売れる本もあれば、そのまま返品されていく本もある。 賞を取った本が必ず売れるわけでもない。 書店員がどれだけ手をかけても、届かない本もある。 あの言葉は、ただ「本を売るために棚に手をかける」という意味だったのだろうか。 書店を離れ、自分で物語を書くようになって、私はもう一度その言葉を考えるようになった。 売る側だった頃には見えなかった、本が誰かに届くまでのこと。 そして――「本が死ぬ」とは、どういうことなのか。 元書店員が、書く側になって初めて見えたものを綴ったエッセイ。 全8話で毎日19時更新です。

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小説を読もう2026/09/07
  • 現在の作品『本になった、そのあと。』