あらすじ
容姿、頭脳、運動能力――あらゆるものに恵まれた高校生、藍染燈也。
ただ一つ、彼には「金」がなかった。
借金によって壊れた家族。
貧しい生活。
金によって選択肢が決められていく世界。
それでも藍染は、誰からも慕われる爽やかな青年として日常を送っていた。
そんな彼には、幼い頃から共に育った親友がいる。
赤石燈也。
偶然にも同じ「燈也」という名を持つ二人は、いつか世界の頂点へ立つ未来を語り合っていた。
しかし、赤石には一つだけ知らないことがあった。
藍染が思い描く「世界の頂点」は、赤石が夢見るものとは全く違っていた。
高校卒業を境に、それぞれの道へ進む二人。
そして数年後――
世界では、それまでの常識では説明できない異変が起こり始める。
なぜ、それは起きたのか。
藍染燈也は、どこへ消えたのか。
そして彼が誰にも語らなかった夢とは――。
二人の「燈也」が進んだ道は、やがて世界そのものの運命へと繋がっていく。
これは、世界を変えようとした天才と、
その男を誰よりも信じ続けた親友の物語。