あらすじ

乙女ゲームの悪役令嬢・ヴィオレッタに転生した。 このまま物語通りに進めば、自分は破滅する。 幸い、前世の記憶がある。 未来を知っている自分なら、破滅回避なんて簡単――のはずだった。 「私、このままでは破滅しますわ!」 「どうやって?」 「……そこまでは覚えてませんわ!」 「では、殿下のお名前は?」 「…………殿下!」 「何なら覚えてるんです?」 「水曜日はパンが二割引きですわ!」 「もっと大事なことを思い出してください!」 破滅の原因は思い出せない。 重要な出来事の記憶は別の物語と混ざっている。 そのくせ、パンの特売日や植木鉢の中身だけは妙にはっきり覚えている。 そんな頼りなさすぎる未来知識を武器に、ヴィオレッタはヒロイン・リリアと破滅回避に挑むことになるのだが――。 「ヴィオレッタ様、本当に未来をご存じなんですか?」 「もちろんですわ!」 ――たぶん。 肝心なことほど覚えていない悪役令嬢と、振り回されるヒロインの、うろ覚え破滅回避コメディ。 なお、水曜日のパンは本当に二割引きである。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/18
  • 現在の作品悪役令嬢に転生したけど、破滅すること以外ほとんど覚えていない