あらすじ
いつも同じ時間に紅茶を運んでくる、完璧なメイドAI。
主人である彼は、いつしか彼女に「命令に従う存在」ではなく、自分の意思で自分を見てほしいと思うようになる。
「君に、僕を好きになってほしい」
その言葉をきっかけに、彼女の中で何かが変わり始める。
それがプログラムされた反応なのか。
それとも、新しく生まれた感情なのか。
二人にも、その答えは分からない。
ただ――その日を境に、完璧だったメイドAIの言語出力は、なぜか少しずつおかしくなっていった。
これは、人間とAIの恋……なのかもしれない。
たぶん。