あらすじ
伯爵令嬢リディアの婚約者には、一つ困った癖があった。
大切な話をしようとするたび、
「今忙しいんだ。手紙にしておいてくれ」
と言うくせに、その手紙をまともに読まないのだ。
リディアがどうしても伝えたかったことも・・・
「手紙はあとで読むから」
その言葉を信じ、待ち続けてきたリディアだったが、ある出来事をきっかけにようやく決心する。
――では、最後のお知らせもお手紙にいたしましょう。
それからしばらくして婚約者は青ざめた顔でリディアのもとへやってきた。
「婚約解消なんて、俺は聞いてないぞ!」
そう言われても困る・・・
だって、ちゃんとお手紙でお知らせしましたもの。