あらすじ
魔導工房で働くレオンは、壊れた設備があれば真っ先に呼ばれる熟練技師だった。
ある日、新型設備の試験に危険性を指摘するものの、試験は予定通り実施される。
そして事故は起きた。
レオンは命懸けの応急修理で魔導炉を救う。
だがその後、偶然耳にしてしまう。
なぜ危険を承知で試験を行ったのか。
その理由は――。
「最悪でも、レオンがいましたから」
何かあっても自分なら何とかする。
だから、失敗させても大丈夫。
そう思われていたらしい。
休暇を与えられたレオンは考える。
自分が手を出さなかったら、どうなるのだろうか。
そして三日後。
レオンは再び魔導工房を訪れた。
今度は、直すためではなく。