あらすじ
――「その術式、熱力学損失が40%あります。……幼稚園児の落書きですか?」
かつて王国を技術の頂点へと導きながら、歴史の闇に葬られた伝説の男――
王立筆頭錬金術師(ラーイス・アル=キミヤ)。
唯一の相棒である魔法騎士隊長と共に「誰でも魔法が使える魔導具」を研究していたが、相棒は魔族討伐戦で不慮の戦死――のはずだった。
百年後。
ボサボサ赤毛の無気力美少女『エルカ』として転生した元筆頭。
難関の筆記試験を学園創立以来初の満点で突破するも、入学式で【魔力適性ゼロ】と判定され、無能の烙印を押されてしまう。
実家から即座に絶縁され、学園の最果てにある廃墟『旧錬金術研究棟』へ追放処分。
だが、銀縁の丸メガネをツッと押し上げ、少女は冷ややかに微笑んだ。
「大騒ぎですね。最初から魔力など持ってはいませんよ。」
偶然手に入れた相棒の遺物を解析したエルカは、相棒の死が特権貴族による【謀殺】であることを突き止めていた。
追放された旧研究棟こそ、かつて己が構えた工房であり――事件の国家機密が眠る『深奥の大書架(ビブリオテーカ・アルカーヌム)』の真上だったのだ!
普段はだらしなく白衣を羽織り、研究以外に一切興味を示さない無気力赤毛。
だがその中身は、お手製の魔道具とロジックで全てを解体する伝説の大錬金術師!
腐敗した魔法至上主義の貴族たちを、古代魔導具で攻略していく!
※TS美少女(中身元男)による、冷徹で無自覚な学園無双&百合ハーレム劇、開幕!