あらすじ

今日でテスト期間が終了したものの、外は土砂降り。 電車が遅延してしまった稲葉咲久は、しばらく駅の中で雨模様を眺めていた。 雨の香りがするとき、決まって咲久は”中学生の頃のある一日”を思い出す。 「”ペトリコール”って理科で使う丸皿のことじゃないの?」 図書館で借りてきた詩集を読んでいた咲久は、”ペトリコール”という言葉の使い方に違和感を覚える。 呟いた彼の元に聞こえてきたのは、聞きなれない女子生徒の声だった。 「それは”ペトリ皿”だね」 声が聞こえてきた方に顔を向けると、そこは理科室。 教師用実験台の側には一人の女子生徒が立っていた。「これが、ペトリ皿だよ」

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カクヨム
カクヨム2026/08/18
  • 現在の作品「ペトリコール」って理科で使う丸皿のことじゃないの?