あらすじ
勇者パーティーを追放された荷物持ちのセイル。
しかも勇者から押し付けられたのは、生後二か月の“隠し子”だった。
赤ん坊を見捨てられず、一人で育てることを決めたセイルだったが、その夜さっそく布おむつが足りなくなる。
仕方なく、荷物の底に眠っていた「誰も価値を知らない白い布」を使ってみることにした。
ところがその布、実は数百年前に失われた伝説の《聖骸布》だった。
それから五年。
赤ん坊はセイルを「とうちゃん」と慕う少年へ成長し、やがて不思議な力を見せ始める。
そんなある日、今さら子どもの価値に気づいた勇者が現れた。
「そのガキ、俺の子だろ。返せよ」
これは、伝説の《聖骸布》を布おむつにして育てられた勇者の隠し子が、大好きな“とうちゃん”を守るため《聖王》へ目覚めるまでの物語。