あらすじ
「我々はかつて、核を放棄したからこそ今破滅に瀕している。」
激動のウクライナで、国軍総司令官イヴァン・オストログスキは孤立無援の戦いに身を投じていた。死力を尽くした防衛戦の末、突きつけられたのは「領土割譲での講和」という残酷な現実。頼みの綱だったNATO加盟も国際社会に見捨てられ、講和後も親ロシア派武装勢力の非情な攻撃は続く。ウクライナに平穏など最初からなかった。
そして2025年、敵の再侵攻が開始される。再び戦火に包まれる祖国と、絶望に瀕した国民を前に、総司令官イヴァンが下した「究極の決断」とは。
核放棄の歴史から始まる、男の血と執念のリアル・ミリタリーサスペンス。
(※小説すばる新人賞応募作)