あらすじ

駆け出しの漫画家である主人公には、大好きな推しがいる。 アイドルグループのメンバー・蓮。 ライブや特典会に行き、ほんの数秒の会話やサインを宝物にしながら、推しの存在を力に漫画を描き続けてきた。 そんなある日の推しの特典会。 いつものように蓮からサインをもらった主人公は、別れ際に思いがけない言葉をかけられる。 「新刊、楽しみにしてる」 自分が漫画家であることも、新刊が発売されることも伝えた覚えはない。 どうして知っているのだろう? 疑問を抱えたまま迎えたのは、主人公にとって人生初の新刊発売のサイン会だった。 「私なんかに会いに来てくれる人、本当にいるのかな」 不安でいっぱいだった主人公だったが、会場にはたくさんの読者が訪れる。 「ずっと会いたかったです」 その言葉を受け取るうちに、主人公は初めて気づく。 自分が蓮に「ありがとう」を伝えたくて特典会へ通っていたように、自分の漫画を大切に思い、会いに来てくれる人たちがいる。 自分もまた、誰かにとっての“推し”なのかもしれない。 そしてサイン会も終わりを迎え、最後の一人がやってくる。 推すことは、一方通行ではない。 アイドルとファン。 漫画家と読者。 “推す人”と“推される人”の境界線がひっくり返る、推し活×夢を描いた物語です。

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エブリスタ2026/08/17
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