あらすじ
岩手県の山あいにある、小さな村。
そこには、座敷童子が住んでいると言われる古い家がある。
夜になると、家のどこからともなく、小さな女の子の泣き声が聞こえてくるという。
ある夜、一人の少女がその泣き声を追いかけた。
そこで出会ったのは、ひとりぼっちで泣いている小さな女の子、ハルだった。
「どうして泣いているの?」
「……寂しいの。誰も一緒に遊んでくれないから」
これは、人々が座敷童子と呼んだ、ひとりの少女の物語。
そして、もしかすると――他の座敷童子にも、それぞれの物語があるのかもしれない。