あらすじ
「アハハ、何だその顔化け物じゃないか!」
五年前にメイクした顔を婚約者のカースに嘲笑されて以来、ポーラ・セザンヌ伯爵令嬢はメイク恐怖症に陥っていた。
けれど通っている学園は貴族の子どもたちが多く女生徒は清楚な薄化粧をして美貌を輝かせていた。
化粧が嫌で、しかし素顔を晒す自信もないポーラは黒眼鏡に白マスクという格好の為学園内でも浮いている。
そんな毎日にうんざりしていたポーラはある日呟いた。
「化粧なんてもの、無くなればいいのに……」
「それは困るな」
そう答えを返して来たのは美形だが女好きで有名なロッシュ・ルシード公爵令息だった。