あらすじ

姉ミラの葬儀の翌朝、カイは世界から彼女の存在が消えていることに気づく。 家族も、友人も、公的記録も、誰一人ミラを覚えていない。 写真からも名前は消え、彼女の部屋さえ「最初から存在しなかった」ことになっていた。 それでも、カイだけは姉を覚えている。 そして手元には、世界が消しきれなかった小さな痕跡が残されていた。 この世界で、人の存在を支えるものは三つ。 《名》――その者の名前。 《痕》――その者が残した記録や痕跡。 《証》――その者を覚えている生きた証人。 世界が「存在しない」と決めたのなら、その判定が間違っていることを証明すればいい。 やがてカイは、世界が隠してきた“十番目の空白”と、人々の存在そのものを裁定する巨大な仕組みに踏み込んでいく。 誰かが存在したことを、誰が証明するのか。 記憶、証言、記録、そして嘘。 「真実」を巡る異世界ミステリー×能力バトルファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/08/17
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