あらすじ
五百年前、一人の女神――ヴァレシアが人類を裁くため、この世界へ降り立った。彼女の目的は、人類が犯した七つの大罪に神罰を下すことだった。
しかし、人類はその裁きを受け入れなかった。
やがて戦争が勃発し、長きにわたる戦いの末、ヴァレシアは姿を消した。世界は徐々に文明を取り戻し、残された脅威から人類を守るため、巨大な同盟組織――NDFが設立された。
平穏を取り戻したかに見える世界で、少年リアムは幼馴染のリリーと共にNDFアカデミーへ入学する。二人には、かつて交わした一つの約束があった。それは、強くなり、大切な人を守ること。
しかし、アカデミーでの生活の裏には、意図的に葬り去られた歴史が存在していた。
謎に包まれた力――《タイザイ》。ヴァレシアが残した異形の存在。そして、NDFが隠し続ける大きな秘密。それらは次第にリアムたちを、想像を遥かに超える暗い世界へと引きずり込んでいく。
人類が自らの運命に抗い続ける世界で、リアムは一つの答えを求める。
人類は本当に、女神の裁きを乗り越えたのか――。それとも、ただ最後の審判の日を先延ばしにしただけなのか。