あらすじ

夏休み。 誰もいない学校の空き教室で、僕は毎日ギターを弾いていた。 歌うことは、自分の内側を整理するためのものだった。 風景や季節を言葉にすれば、自分の感情を少しだけ遠くに置くことができる。 ある日、窓の外で走る陸上部の女子を見た。 美しいと思った。 そして同時に、自分の中に、それとは違う生々しい感覚があることに気づいてしまう。 それまで遠ざけてきた身体と欲求。 走る彼女との短い会話。 書けなくなった歌詞。 八月半ば、灯籠が流れる夜までの、ひと夏の青春短編。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/17
  • 現在の作品灯篭