あらすじ
「この竜殺しの悪魔め。絶対に赦さん」
——いつか僕は、灰の降る戦場でそう断罪されるらしい。竜の死体の山の前で、血まみれの剣を握って。
でも、ちょっと待ってほしい。僕はただの酪農家の息子で、夢は実家の牧場を継ぐこと。戦いたくないし、殺したくないし、なにより——ミルクが飲みたい。
脳内に住み着く六人のうるさい英雄たち。入学初日に押された【闇属性】の烙印。そして、食べた命の「経験」を喰らう規格外の力。
平穏を望む少年が、どうして「悪魔」と呼ばれるに至るのか。
すべては、一皿の蹄煮込みから始まった。
——死ぬ命は巡る命。
「死」を食べて強くなる、グルメ×ダークファンタジー。