あらすじ
六歳の少年、ユウ・ヴァレン。
家族と故郷を奪われ、瀕死となったユウが目を覚ましたのは、二つの太陽が昇る見知らぬ世界だった。
元の世界へ帰る方法も分からないまま、ユウは少女シオン、剣士ガルドと出会う。
剣を学び、新しい世界で生きる術を身につけていくユウ。
しかしある日、村を襲った魔獣との戦いで――ユウは死ぬ。
そして、再び朝が来た。
死ぬ直前までの記憶を残したまま。
ユウに宿った謎の力――《同期》。
死を越えるたび、その経験はユウに刻まれ、彼を少しずつ強くしていく。
だが、その力には代償があった。
死ぬたびに、大切な記憶が少しずつ失われていく。
そしてユウが迷い込んだのは、ただ一つの異世界ではない。
《ソムニア》――異なる理と力を持つ、いくつもの世界。
なぜユウはソムニアへ来たのか。
《同期》とは何なのか。
そして、家族を奪った者はどこにいるのか。
世界を渡り、出会いと別れを繰り返しながら、ユウは強くなっていく。
たとえ、大切なものを忘れてしまっても。
復讐の理由だけは、忘れない。
――これは、死と喪失を越えながら、いくつもの世界を巡る少年の物語。
※本作はカクヨムでも掲載しています。