あらすじ
ある夏の朝。
二十三歳の柴咲浩介と、十八歳の妹・もかが目を覚ますと、昨日までの日常は突然終わっていた。
電気は止まり、通信は途絶え、街には人間を襲う魔物が徘徊する。
そして、生き残った人間たちの前に現れたのは――《レベル》と《ステータス》。
剣の達人でもなければ、サバイバルのプロでもない。
最初に浩介が手にした武器は、ただの突っ張り棒。盾は鍋の蓋だった。
食料を集める。
水を確保する。
武器と防具を探す。
倒せる魔物を倒し、少しずつレベルを上げる。
無茶はしない。
勝てない敵からは逃げる。
すべては、明日も兄妹二人で生きているために。
だが、生き残る日々の中で仲間は少しずつ増えていく。
家を守り、物資を集め、畑を耕し、家畜を育て、戦える者を増やしていく。
やがて兄妹二人のサバイバルは、崩壊した世界に新しい「帰る場所」を作る戦いへと変わっていく。
これは、何の力も持たなかった兄妹が、一日ずつ生き延び、少しずつ強くなっていくレベルアップサバイバル。
後半では実際に発電機・バリケード・住民・戦闘員・畑などが揃い、「自分たちで一つずつ取り戻していく」段階まで進むので、この紹介文なら第1巻全体をかなり正確に表せている。