あらすじ
あらすじ
人に合わせることばかりを繰り返し、「分からない」と言うことさえ怖くなっていた大学一年生の柊透。
ある夏の日、図書館で一冊の本をきっかけに、三年生の神楽坂澪と出会う。
「分からないことを、分からないって言えるんだね」
そう言って笑う澪は、透に本の楽しみ方だけでなく、喫茶店や映画、街の景色など、今まで気づかなかった世界の楽しみ方を教えていく。
けれど、何事も楽しそうに振る舞う澪には、透の知らない一面があった。
これは、「楽しむこと」を知らなかった青年と、「楽しむこと」に誰よりもこだわる少女が過ごした、ひと夏の物語。
柊 透
大学一年生。
人の顔色を気にしすぎる性格で、他人に合わせることに疲れている。読書にもどこか距離を感じていたが、澪との出会いをきっかけに少しずつ世界の見方が変わっていく。
神楽坂 澪
大学三年生。
落ち着いた雰囲気と、どこか人を惹きつける笑顔を持つ女性。読書や映画、喫茶店、街の何気ない風景まで、日常の中にある「愉しみ」を見つけるのが得意。
一方で、透にはまだ見せていない顔もある。