あらすじ
その日、私の日常は死んだ。
ごく普通の高校二年生、白石澪。
ある日、見知らぬ白い部屋で目を覚ました彼女を待っていたのは、自分を含めた十人の参加者と、一方的に告げられる「デスゲーム」の開始だった。
参加者には、それぞれ一つの異能が与えられている。
そして澪に与えられた異能は――【弱点看破】。
他人の異能と、その異能に存在する「決定的な弱点」を知ることができる能力。
それは唯一の武器だった。
第一遊戯の勝利条件は、最後の一人になること。
武器を手に、異能を使い、互いを殺し合う十人。
生き残るためなら、誰かを疑わなければならない。
誰かを騙さなければならない。
そして――誰かを殺さなければならない。
勝てると思ったその瞬間。
ゲームは、彼女たちに残酷な真実を突きつける。
――勝者は、一人。
信じるのか。
疑うのか。
裏切るのか。
異能の「弱点」しか見えない少女は、この殺人遊戯の本当の意味を見抜くことができるのか。
これは、誰も信用できない少女が、誰かを信じようとする物語。