あらすじ

天沼(あまぬま)大樹(たいき)は高校生の時、時空の裂け目に呑み込まれ異世界に転移してしまう。それから二十年間、異世界で冒険者として生きた大樹はついに地球への帰還を叶えるが、地球は二十年のうちに激変していた。ダンジョンが出現し、ダンジョンで手に入るアイテムを利用したエネルギーやモノが社会に浸透し、ダンジョン探索者やダンジョン攻略を配信する者まで当たり前になっていたのだ。 そんな新たな時代に直面した天沼は――ダンジョン配信にどはまりした。他人がダンジョンを攻略する様子を「あるある」と冷房の効いた部屋で見るのは至高の娯楽だ。さらに、異世界で得た知識を惜しみなく披露し、現代のダンジョン探索者にモンスターの倒し方や隠れた宝の手に入れ方を投げ銭とともに教えてあげるのだ。なんて優しいのだろう! さらに自らもダンジョンに入って他の探索者を助けたり、市街に湧いたモンスターを倒したりして、現代エアプも卒業した。天沼大樹に隙はない。 現代社会も黙ってはいない。 配信者は「指示厨うぜえ」と呟き、視聴者は「自我出して目立ってる奴うぜえ」とコメントし、ギルドや企業や国は「誰も倒せなかったモンスターを倒した人物や、誰も知らなかったレアアイテムの入手方法をなぜか金を払って配信で広めている理解不能な人物がいる」ことに気付き動き出す。 そして世界は震えはじめる――。

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小説を読もう2026/08/17
  • 現在の作品異世界帰還指示厨おじさん