あらすじ
「――君の成績は『零点』。よって聖女失格だ」
聖女試験の最終課題は『両足を失った兵士のリハビリ計画を立てる』こと。しかし、未来から転生した天才魔法医である伯爵令嬢セラフィーナは、前世の「遺伝子工学」の知識を使って兵士の足をその場で丸ごと再生。しかも前より強靭な戦闘用の足に魔改造してしまった。
結果、課題の意図を無視した危険人物として聖女をクビに!
「治せる怪我を前に書類を作れなんて、医療従事者のプライドが許さないわ!」
神殿に見切りをつけた彼女は、王都の片隅で小さな治療院を開業する。
貴婦人たちの若返り治療や肌の美白を施術し、望むなら肉体の性別すら変える。
彼女にとってはすべて善意の治療。
けれど世間から見れば、それは禁忌すれすれの人体改造だった。
逃げ込んできた訳ありの元王子。
人外化し始める元患者たち。
そして、彼女を失格にした神殿から届く不穏な呼び出し状。
これは、聖女になれなかった天才魔法医が、闇医者として患者を救うたび、なぜか国の常識と権力構造まで治療してしまう物語。
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