あらすじ
そうだねえ……
じゃあ今日は遠い昔のお話をしてあげようか。
そこは不思議な国。
国の住民たちは、時を移動できる不思議な能力を持っているんだよ。
え?
……そうだね、過去に戻ればお母さんにも会えるね…。
あ、続き?はいはい。
その国にね、1人のお姫様がいたの。
国の住民たちは皆、お姫様が大好きだった。
ところが、ある時ね、
人間の男の人がその国にやってきたの。
そう、あなたと同じ人間ね。
お城に訪れたその男を見て、お姫様は恋に落ちちゃったの。
だけどね、国の住民たちは反対したんだよ。
大事なお姫様を他の種族の男と結婚させたくなかったの。
けれど、ある日、お姫様に子どもができた。
住民たちは、まだお腹の中にいる赤ちゃんを何処か遠くへやってしまおうとした。
お姫様は、住民たちが時を逆上って、男との出会いを無くそうとするのを恐れた。
だから彼女は住民たちに魔法をかけて、男と共に国を出た。
赤ちゃんを守るためにね。
魔法をかけられた住民たちは――………
あれ………?
寝ちゃったのかい?
ふふっ、それじゃあ、
ココアでも作ってお姫様のお目覚めでも待ちますかね。